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第4章 分散した検討結果を、レビュー可能な仕様書へ集約する
設計方針、GPTとの検討、コード調査、人間が確認した事実は、別々の場所にあった。実装前に、現行仕様と変更後仕様、異常条件、処理内容、影響範囲を同じ基準でレビューできるようにする必要があった。
2026年8月更新履歴
読む目的: AI導入・責任・評価 / AI × ソフトウェア開発 / 事例・実務
このBookの目次(全7章)
現在位置:第4章・全7章
分散した検討結果を、同じ項目で確認できる形にする
設計方針、GPTとの検討、コード調査、人間が確認した事実は、別々の場所にあった。実装前に、現行仕様と変更後仕様、異常条件、処理内容、影響範囲を同じ基準でレビューできるようにする必要があった。
そこで、保守の前提、承認済みの方針、調査結果、採用する実現方法をMicrosoft 365 Copilotへ渡し、Excel仕様書へ集約した。
+の付いた項目を選ぶと、詳しい説明が下に表示されます。
詳しい説明
気になる項目を選ぶと、その役割や判断理由を確認できます。
確認した調査結果
保守の前提、GPTとの検討、承認した方針、コード調査、人が確認した事実を集めました。別々の場所にある情報を、同じ項目でレビューできる形にするためです。
文書に整理
Microsoft 365 Copilotへ確認した材料と採用する実現方法を渡し、Excel仕様書へ集約しました。AIに整形させても、その表が正しい仕様であるとは扱いませんでした。
Excel仕様書
現行・変更後の正常系と異常系、停止条件、変更範囲、判断理由、試験観点を整理しました。処理順序や読出し・復号のタイミングも確認できる形にし、認識の違いを見つける材料にしました。
人がレビュー
コード上の事実、設計方針、承認した内容との整合を人が確認しました。認識違いがあれば表の一行だけを直すのではなく、現行コードと処理全体へ戻って確認しました。
仕様書には、動作だけでなく判断の根拠も残す
現行・変更後の正常系と異常系、停止条件、利用者の復旧方法、変更範囲、判断理由、試験観点を整理した。処理順序、呼出し関係、読出し・復号のタイミング、外部連携へ進む条件も確認対象にした。
Excelへ並べたことで、検討時には見えにくかった認識の違いも確認できた。
ただし、表に整っていることは、仕様が正しいことを意味しない。コード上の事実、設計方針、承認した内容との整合を人間がレビューした。
誤りを見つけたら、表の修正より先に現行仕様へ戻る
確認では、正常動作を変えていないか、異常時の対応に過不足がないか、影響範囲と試験観点が対応しているかを見た。Excelの認識が現行コードと違う箇所は、その行だけを直すのではなく、処理全体の関係を確認し直す対象とした。
次の工程では、コードを参照できるAIから情報を取り出し、処理構造として確認した内容を文書を扱うAIへ渡して、仕様書へ反映する。